TAKARA PIANOリトリートLIVE2DAYS秋田(2021)

2024-04-25 2024-07-14

pianisttomo

Episode

43歳で4人目を妊娠出産。
あたらしい命の誕生を無事迎えて数ヶ月経った頃。
この世界にいのちをうみだしてきた”母”を讃えるLIVEをやろう。そう思った。
”生命力・満足感・慰め”
この3つを感じる場所を音で、創りたい。
そう思うに至ったのは、妊娠出産を通し、
母になる女性が抱えてきた
深い哀しみや喪失感に触れたからでした。
ここに与えられている命を祝う場を、
音やARTで創り出すことができますように。
祈りを込め、そのビジョンに名を付け、
ツアーのタイトルに。
それが”TAKARA”でした。

あなたは宝です。
あなたは地球の宝です。

さまざまな境遇のなか、生まれ、育まれ、暮らす場所・地球。
自分は誰からも宝だと思われたことはない！と感じていたとしても、、
あなたは世界の宝です。
彼方の存在が、夢見た存在が、”あなた”なのだ。

[挿入曲Episode]即興曲と、音旅のテーマ曲・天の川

この場所で。
唐松城能楽殿の上で、
息子におっぱいをあげた。
それは、ライブ前日のリハでの出来事。

風が優しくわたしたちを包み込んでいた。

本番。はじめの一音。そこに全てが鳴り響いた。
旅をしながらピアノを弾く。即興で弾く。
大地の声の導きがわたしをここに連れてきてくれた。
この一音が、それが真実なのだ！とこだましていた。

いのちが生まれる不思議。
果てしない彼方の銀河から
ひとつの星が流れ落ちていく。
一心に、母に向かって。
その感覚から生まれた曲”天の川”

TAKARAというツアーが形作られた時、
この楽曲がもつ可能性を予感した。
旅をし、その地で生きるアーティストと
コラボレーションして育てる。
果てには、オーケストラのように
さまざまな楽器で合奏したい！
音旅の成長を導く曲はこれだ！と直感した。

この日、秋田県在住の子育て中のママでもある
フルート奏者　塚元まどかさんと
天の川を披露した。

LIVEが終わる頃には、
空に四神獣が現れていた。

コラボレーションartist　塚元まどか

宮城学院女子大学音楽科フルート専攻卒業
2016年、旅行で訪れた秋田の温泉、お酒、
環境に癒されたことをきっかけに、
子育てをしながら農業をしたいという夫の強い希望で、
半年後（2017年）関東より移住。

2児の母でもあり、育児をしながら演奏活動をする。力強さを秘めた澄んだ音色が持ち味。

2020年、cafeDijuDijuで行われた朋のLIVE（きらめき秋田ツアー）にゲスト奏者として出演。
TAKARA唐松城能楽殿にで、”天の川”を共演。